■ 2023-03-30
■ 行きがかり上、もう少し書いておこう。
- 男子皆露、以木緜招頭、其衣横幅、但結束相連、略無縫
- 婦人被髮屈、作衣如單被、穿其中央、貫頭衣之。
■ こういう記述を見ると古代ギリシャとよく似ている。
- 木緜
■ とあるが、一般庶民の服装のようだ。
■ 服装は気候にもよる。
- 倭地温暖、冬夏食生菜、皆徒跣
■ 素材は貧富の差により異なる。
- 蠶桑緝績、出細紵緜、
■ 絹は古事記にも記載があるが、天然の素材としてはなじみぶかいものだったろう。
■ 土器などと違い残ってないコトがほとんどなので、
■ こうした面から服装文化を知ることが難しいが、・・・
- 尊卑各有差序、
- 足相臣服、
- 收租賦、
- 有邸閣、
- 國國有市、
- 交易有無、
- 使大倭監之。
- 父子男女無
- 婦人不淫、
- 不忌、
- 不盜竊、
- 少諍訟、
■ この記述を見ると、国家としての機能を有し、貧富階級の差はあるものの安定した社会を構成していたようだ。
- 兵用矛楯木弓、
- 木弓短下長上、
- 竹箭或鐵鏃、或骨鏃、
■ 鉄製のモノは酸化消滅することが多いだろうが、鉄が使われていた高度文明を有していたとみてよい。
■ かの国への贈り物として
- 異文雜錦二十匹
■ これも文化程度をよく表している。
■ 卑弥呼とか邪馬台国は、いわゆる魏志倭人伝に記載されていることなので、
■ 逆に言えば、のちの日本に関する歴史書はあるものの、それしかないのだから、
■ 証拠となる遺物がない、などとして、
■ 最新の説は知らないが
■ その記載から大きく外れる「邪馬台国近畿説」など問題外だと思われる。
■ 近畿説を九州説と、並べ置き、「大和」ということなど記載に無いにも関わらず、
■ 解釈しようとするのは「小人」と言わざるを得ない。
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