■ 昨日は鳥見散歩には行けなかった。
■ しかし、まあ、短歌を楽しんだ。
夢のうちも 移ろふ花に 風吹きて しづこころなき 春のうたたね 式子内親王
うたたねの 夢のうちにも 風吹きて 散る花のごと こころ移ろう 橋本遊水
■ 塚本は「夢」の和歌を他にも選んでいる。
夢にだに 人を見よとや うたた寝の 袖吹きかへす 秋の夕風 二條院讃岐
夢のうちに 五十の春は 過ぎにけり 今ゆくすゑは 宵のいなづま 藤原清輔朝臣
■ 丸谷才一・新々百人一首には、・・・
うたた寝に 恋しき人を 見てしより 夢てふものは 頼みそめてき 小野小町
うたた寝の とこよをかけて 匂ふなり 夢の枕の 軒のたちばな 藤原為明
■ そして
かへりこぬ むかしをいまと おもひねのゆめのまくらに にほふたちばな // 式子内親王
■ こうして並べてみると
- おもひね
- しづこころ
■ といういったことば、いいなと思う。
■ 塚本邦雄と丸谷才一の、互いの作者の歌として、何を選んでいるのかを見るのも面白いかもしれない。
2025-01-08 吹田市・アオジの小道
2025-01-08 吹田市・コガモの池
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