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■ 先日、會津八一の歌について書いた。
■ ひところ、會津八一の歌集を何度も読んだ。
■ 今、ふっと思ったのだが、彼はこんな歌を作っている。
- はつなつ の かぜ と なりぬ と みほとけ は をゆび の うれ に ほの しらす らし 会津八一
■ 夏が来た、ということをこんな風に詠っている。
■ おおげさ、といえば、おおげさだ。
はつなつのかぜとなりぬとみほとけはをゆびのうれにほのしらすらし
■ これを持統天皇の歌とあわせてみるとどうなるだろう。
はつなつのかぜとなりぬとひめみこはたみのころものほしたるをみて
■ 当時、はつなつ、という言葉はなかった。
■ 解説的だけれど、このような様だったろう。
■ 祈雨、雨乞祈願の儀式をアメノカグヤマで行っていたので、そろそろ夏が近づいてきた、と。
■ 天智天皇の実りの秋の歌と併せて、五穀豊穣を願うこころだ。
はつなつの かぜとなりぬと ひめみこは あらいほしたる たみのころもに 遊水
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